2017/03/03
始動開始の よ・か・ん
インターホンが鳴る
慌てて2階から降りてきて 玄関に行くと
誰もいなかった
ガチャリと玄関を開ける音に 義父が戻ってきた
おったんか 電話したのに っと言われた
1階では ルンバ君に働いてもらっていたので
たぶん・・・ 電話の音が聞こえなかったのだと思う
2階にいたから っと言うと
2階にいても聞こえるだろと・・・
そして 餃子を作ったからと 渡してくれた
白子もあるから よかったら取においで っと言う
よかったら なのだけれど 行かないと
また 電話がかかるだろうと 仕方なく
タッパを持って お隣に行った
義母も待ち構えていて
フキ味噌作ったから よかったら持って行って
これ 失敗してねぇ~ っと
ん? 失敗???
失敗に気になりながら 義父が白子っと言うので
タッパを持って行くと
大きなトレーに 少しの白子と鱈の身・・・
食べきれなくなって もしかして 呼ばれた???
また 悪い心が むくむくと 大きくなる・・・
油断をしていると 義母が 失敗したフキ味噌を
タッパに一生懸命詰めている
お母さん せっかく作ったのに全部もいらないよ
すると
こっちに 美味しいのがあるから いいの
また 作ればいいから っと
えっ??? 美味しいほうがいいんだけど・・・
とりあえず フキ味噌もそれ以上増えないように
阻止をした
すると 義母
鯖寿司食べたくて 買ってきたんだけど
食べきれないから 半分持って行って っと言う
鯖寿司 苦手だし・・・
そう思いながら 仕方なく 分けてくれているのを待つ
あしたちゃん ○○(彼)が食べなかったら
ひとりで 全部食べればいいんだからね
いやぁ~ わたしが苦手だから・・・
こころの中でそう言いながら 待っていると
3月3日 いつものお団子作るけど
会社に持って行くか? っと 義父に言われる
今までそんなこと 言われたことないんだけど・・・
でも 絶対 朝の忙しい時間帯に
取に来いって 言われるんだろうなぁ~
笑って ごまかしておいた(笑)
そして 義母も恐ろしいことを言い出す・・・
あしたちゃん 家の周りに生えてきてた木
太ったら困るから 切り倒しといたからね
ん? もしかして わたしが植えたやつ???
悶々としながら
玄関を出ようとすると 義父に
白子のおみそ汁を作るのに ネギはあるのか? っときかれ
うーん たぶん ない っと答えると
ちょっと取ってきてあげると言う
そこからの ひとりごとが怖かった・・・
年末に立派なネギをもらったんだけど
あんた取に来んから・・・
えっ? 年末って言った? 取に来んって言った?
今・・・3月になりましたよ??? 聞いてませんよ
ネギがあることなんて・・・
玄関にもらったものを置いて
義父のむかった方に行くと 立派にしなしなになった
ネギを持ってきた(笑)
綺麗なところ使えばいいから
そうだね・・・・・
彼が帰ってきてから とりあえず 以上のことを報告し
白子のみそ汁 ○○くんが(彼)好きだって言ってたよ
だから おみそ汁にしてみたんだけど・・・
俺の好きなのは これじゃない
新鮮なとろっとしたやつ わかる?
贅沢品だって知ってるけど とろっとしたの・・・
言いたいことは よくわかる
わたしも 新鮮な白子の天ぷらを食べたとき
何かわからなくて 衝撃を受けた
こんなにおいしいものがあるのかと・・・
この時の おみそ汁は 生臭いだけだった・・・
フキ味噌も失敗らしい・・・ っと食卓に置くと
失敗したの普通渡すか?
うーん あなたのお母さんだからね・・・
たくさんくれたから いちお 冷凍しといた
彼は ギョっとした顔をしていた(笑)
ふきのとうも少しもらってきたので
わたしも フキ味噌を作った
彼は 自分のお母様(笑)がつくったフキ味噌は食べず
わたしが作ったのを 食べていた (いかがなものか?)
あと もう一つ 気になること
木を切り倒したって どう思う?
そりゃあ あしたが植えたのしかないやろ っと彼は言う・・・
そして 今日
やっぱり 朝から電話が・・・
彼に電話を渡す
何を取りに来いって?
あいつ 朝は忙しくてそれどころじゃないよ
持って来てくれたらいいんじゃないん?
電話を切って 彼は 行く必要ないからな っと言った
しばらくして
リビングの窓をたたく人が・・・いたらしい
義母が リビングの窓から お団子を持って来てくれたとか
彼に 失敗したフキ味噌とか いらんって
言った方がいいと思うよ? っと言われ
今度 ハンカチを頭に巻いてたら
それは わたしのって 言うよ って言っておいた
いらないと言えたら・・・ どんなにいいか・・・
そして 失敗したフキ味噌の話のとき
イチゴを買って食べたら美味しかったと 言っていたことを
思い出して・・・
わたしは その イチゴのほうがよかったと思った